葬儀での喪主の挨拶と例文|親族が通夜・告別式で話すべき内容とマナー


葬儀において、喪主の挨拶は参列者への感謝と故人への想いを伝える大切な場面です。
しかし、「何を話せばいいのか」「どんな言葉を使えばいいのか」と、突然のことで頭が真っ白になってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、通夜・告別式・出棺など場面ごとの挨拶の構成と例文を、マナーとともにわかりやすく解説します。
また、受付や会食での親族の言葉遣いについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

喪主が挨拶をするタイミングと基本構成

喪主は葬儀のさまざまな場面で挨拶を求められます。
したがって、どの場面でどんな内容を話すべきかをあらかじめ把握しておくことが大切です。そうすることで、当日も落ち着いて臨むことができます。

通夜・告別式で挨拶が必要な場面一覧

まず、喪主が挨拶をするタイミングは、葬儀の流れの中で複数あります。主な場面は以下のとおりです。

場面タイミング目安の長さ
通夜開式前通夜式が始まる前、参列者全員へ2〜3分程度
通夜振る舞い(開宴)通夜式後、会食の始まり1〜2分程度
通夜振る舞い(閉宴)会食の締め・翌日の案内1分程度
告別式・出棺時出棺前、参列者全員に向けて2〜3分程度
精進落とし(開宴)火葬後の会食の始まり1〜2分程度
精進落とし(閉宴)火葬後の会食の締め1分程度
受付・控室での対応弔問客への個別対応随時

ただし、すべての場面で長々と話す必要はありません。
簡潔に、心を込めてが基本です。

挨拶に盛り込むべき「4つの要素」

では、実際に何を話せばよいのでしょうか。
場面によって内容は異なりますが、喪主の挨拶には基本的に盛り込むべき4つの要素があります。

【喪主挨拶の4つの要素】

  1. 参列への感謝:足を運んでくれたことへのお礼

  2. 生前の厚情へのお礼:故人が生前お世話になったことへの感謝

  3. 最期の様子:穏やかに旅立てたことなど(簡潔に)

  4. 今後の支援のお願い:遺族への変わらぬお付き合いのお願い

なお、この4要素をすべて盛り込む必要はありません。場面の長さや状況に応じて取捨選択しましょう。
特に出棺時の挨拶ではこの4要素が揃うと、より丁寧な印象になります。

カンペ(メモ)を見ても失礼にならない?

メモを読むことは決して失礼ではありません。
むしろ、大切な感謝の言葉を正確に伝えるための誠実な姿勢として受け取られます。
大切なのは言葉の上手さよりも、感謝の気持ちが伝わることです。
メモは、白い便箋やハガキサイズの紙に箇条書きでまとめておくと、人目に触れてもスマートです。

最初と最後は参列者の目を見て話す。

「書面にて失礼いたします」と一言添えるとより丁寧です。


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場面別の喪主挨拶の例文集

喪主の挨拶は場面によって、求められる内容とトーンが異なります。
そのため、以下の例文を参考に、故人やご家族の状況に合わせてアレンジしてください。

通夜での挨拶例文(開式前・振る舞い開宴・閉宴)

通夜では、開式前・振る舞い開宴・閉宴の3つの場面で挨拶が必要です。
それぞれ役割が異なるため、内容を使い分けましょう。

【通夜開式前の挨拶例文】

本日はご多用のところ、父・○○の通夜式にご参列いただき、心よりお礼申し上げます。生前は格別のご厚情を賜り、故人もさぞかし感謝していることと存じます。

父は○月○日、家族に見守られながら穏やかに息を引き取りました。享年○○歳でございました。
残された私どもはまだ未熟ではございますが、今後とも変わらぬご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは、ただいまより通夜式を執り行います。どうぞよろしくお願いいたします。

【通夜振る舞い・開宴の挨拶例文】

本日はご多用のところ、父・○○の通夜式にご参列いただき、誠にありがとうございました。
生前は格別のご厚情を賜り、家族一同、深く感謝申し上げます。
ささやかではございますが、別室にお食事の席を設けております。
どうぞごゆっくりお召し上がりいただきながら、故人の思い出話などをお聞かせいただければ幸いです。

【通夜振る舞い・閉宴の挨拶例文】

夜もふけてまいりました。皆様、本日は遅くまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
なお、明日の葬儀・告別式は○時より○○にて執り行う予定でございます。
お時間の許す方はぜひお越しいただけますと幸いです。どうぞお気をつけてお帰りください。

※享年は「数え年」で表すのが伝統的ですが、最近では「満○○歳」と分かりやすく伝えるケースも増えています。どちらでも間違いではありません。

告別式・出棺時の代表挨拶例文

次に、出棺時の挨拶についてです。
これは葬儀のなかで最も重要な挨拶となります。参列者全員に向けて、丁寧に感謝の気持ちを伝えましょう。

【出棺時の挨拶例文】

本日はご多用のところ、父・○○の葬儀・告別式にご参列いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、滞りなく式を執り行うことができました。

父は○月○日、家族に見守られながら穏やかに息を引き取りました。
享年○○歳でございました。
生前は皆様に大変お世話になり、家族一同、心より御礼申し上げます。

残された私どもはまだ未熟ではございますが、今後とも変わらぬご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

家族葬などの小規模な葬儀での挨拶例文

一方、家族葬では大勢への格式張った挨拶より、温かく親密な言葉選びが適しています。

【家族葬での挨拶例文】

本日は、父の最期にお集まりいただきありがとうございます。
皆様には生前から大変お世話になり、父もきっと喜んでいると思います。
少人数ではありますが、こうして皆様に見送っていただけることを、家族一同、心強く感じております。
どうか最後まで、父と一緒にいてあげてください。



親族が受付や会食で使える言葉

喪主以外の親族も、受付や控室・会食の場でさまざまな言葉を使う場面があります。
そのため、あらかじめ定型句を把握しておくことで、当日も落ち着いて対応できます。

弔問客への返礼の言葉(受付・控室)

まず、受付や控室では、弔問客から「このたびはご愁傷様です」などと声をかけられることが多くあります。
その際の返答として使いやすい言葉をまとめました。

【受付・控室での定型句】

「おそれいります。本日はご参列いただきありがとうございます」

「お心遣いをいただき、誠にありがとうございます」

「生前は大変お世話になりました。ありがとうございます」

「おかげさまで、穏やかに旅立ちました」

ただし、長い会話は控えめにし、他の弔問客への対応にも気を配りましょう。
感謝と受礼の気持ちを、簡潔に伝えることが大切です。

僧侶へのお礼の言葉(お布施を渡す際)

また、お布施を渡す際は、丁寧な言葉遣いと所作が求められます。

【お布施を渡す際の言葉例】

「本日はご丁寧にお勤めいただきありがとうございました。どうぞお納めください」

「心ばかりのものでございますが、よろしくお願いいたします」

なお、お布施はふくさや小さなお盆に乗せて両手で渡すのがマナーです。
封筒は白無地または奉書紙を使用し、金額は事前に菩提寺に確認しておきましょう。

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故人様とのエピソードをどう盛り込むか、宗派特有の言葉遣いに間違いがないかなど、
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葬儀で使ってはいけない言葉

挨拶の内容がどれだけ丁寧でも、不適切な言葉が含まれていると参列者に失礼な印象を与えてしまいます。
そのため、葬儀の場で避けるべき言葉を事前に把握しておくことは、非常に重要です。

重ね言葉・続き言葉(不幸の連鎖を想像させる)

避けるべき言葉言い換え例理由
重ね重ね・たびたび深く / 厚く / 誠に不幸が重なるのを防ぐ
ますます・いよいよ一層 / さらに続くことを連想させない
しばしば・再三(使用を控える)繰り返しを避けるため
また・再び・追って(文脈から外す)不幸の再来を連想させる

直接的な表現・不吉な言葉

避けるべき言葉言い換え例理由
死ぬ・急死逝去・旅立つ・息を引き取る穏やかな表現に変える
生きているころ生前・お元気な折直接的な表現を避ける
四(し)・九(く)(数字の使用を避ける)「死」や「苦」を連想させる
浮かばれない・迷う(使わない)故人が成仏できない印象を与える


したがって、挨拶文を作成したら、声に出して読み返しながら上記の言葉が含まれていないかチェックしましょう。

【要注意】宗教によって不適切な言葉

良かれと思って使った言葉が、宗派によっては失礼にあたる場合があります。
一般的な仏教(浄土宗、真言宗、曹洞宗など)では「冥福」を使っても問題ありませんが、以下のケースには注意が必要です。

宗派使わない言葉(NG)言い換え・推奨表現
浄土真宗霊前・冥福・浮かばれる御仏前・哀悼の意
キリスト教供養・成仏・お悔やみ安らかな眠り・召天
神道(神式)成仏・供養・冥福御霊(みたま)の平安・帰幽

死因について触れるべきかどうかの判断

また、挨拶の中で死因に触れることは、原則として避けるのが無難です。
なぜなら、自死・事故・病名など、デリケートな情報は遺族のプライバシーに深く関わるからです。

そのため、「○月○日、家族に見守られながら穏やかに息を引き取りました」のように、最期の様子を簡潔に伝える程度にとどめましょう。
参列者から死因を聞かれた場合も、「詳しくはお伝えしておりませんが…」と丁寧にかわして構いません。


【チェックリスト】喪主が当日持っておくと安心な持ち物

挨拶の準備と合わせて、当日の持ち物も再確認しておきましょう。
慌ただしい中でも、これらを手元に用意しておくと落ち着いて対応できます。

  • 挨拶用のメモ: 箇条書きで構いません。ポケットに入るサイズが便利です。
  • 筆記用具: 弔電の読み順のメモや、急な連絡事項を書き留める際に使います。
  • ハンカチ: 涙を拭うため、白または黒の無地のものを用意しましょう。
  • 現金: お布施のほか、火葬場での心付けなど急な入用に対応できるよう準備しておくと安心です。
  • 数珠: 自分の宗派のものを持参します。


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まとめ

喪主の挨拶は、参列者への感謝と故人への敬意を伝える大切な場面です。
しかし、完璧な言葉でなくても、心からの感謝が伝わることが何より大切です。
そのため、メモを活用しながら、落ち着いて臨みましょう。

また、「葬儀の窓口」では、挨拶の内容アドバイスから司会進行を含むトータルサポートまで対応しています。
はじめて喪主を務める方や、段取りに不安のある方も、どうぞお気軽にご相談ください。
大切な方との最後のお別れを、心を込めてお手伝いします。


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